オーナー&店長必見 予約無断ドタキャン問題の対応策2018

おはようございます。井上です。

今年の元旦ですが、
出歩いていて気づいたことが一つ!

今年は元旦休んでいるお店が多いですね。

昨年は人員不足や長時間労働の問題が
クローズアップされたので
その流れで休むお店が増えたのだと思います。

個人的には良い流れだと思います。

私が現場にいた十数年前でも、
お正月は人集めで苦労しましたから・・・

人員不足の中、無理して営業して
お客さんに迷惑をかけるくらいなら、
休んでしまった方がいいんじゃないかと思います。

さて、今日はドタキャンのお話です。

この年末の忘年会シーズンですが
よくネットニュースに上がっていた話題の一つに
団体予約の無断キャンセルが上がっていました。

これが発生すると、
お店側には甚大な損害が生まれてしまいます。

で、顧客のモラルが云々って話をしても
仕方がないので、
無断キャンセルを防ぐには
どうしたらいいのかを考えてみました。

一番いいのは、
一定の条件を満たす場合は
予約の際にデポジットを
あらかじめ行うことです。

コース料理の予約の場合、
予約人数に応じて一定額を
前払いしてもらうようにします。

例えば、20名6万円のコースの場合、
1万円をデポジットしてもらいます。

単に事前デポジットだけだと
お客さん側のメリットが全くないので、
実際にご利用いただいた場合は、
5000円引きにするとか、
1名様分無料にするとかの
特典を用意しておきます。

そうすると、
お客さん側にも事前デポジットする
メリットが生まれます。

事前デポジット制を導入することで、
少なくとも無断キャンセルは激減します。

ここでのポイントは、
デポジット金額は、
お客さんにとって痛い金額にすることです。

なので、最低1万円は取るように
した方がよいと考えます。

デポジットの受け取り方ですが、
PayPal等を使えば簡単に
導入することができます。

ただ、PayPalも会員登録が必要なので
このハードルを乗り切るインセンティブも
初回に限り必要になります。

ここも、アイディア次第なので、
いくらでも対応策を盛り込むことはできます。

もちろん、
少し面倒ですが銀行振り込みでも
問題無いと思います。

こんな話をすると、
予約する人が減る~!から無理!
っていう人が出てきますが、
心配は不要です。

ある意味、このデポジットの仕組みを
入れることで、質のよいお客さんだけが
予約するようになります。

また、予約の時点で、
お客さんとの連絡手段を
確保できるわけですから、
それをその後の告知活動にも
使うことができます。

事前にお客さんをスクリーニングでき
かつ、見込み客リストも手に入る
って考えたらメリットの方が
多いと思います。

もちろん、業種業態によって
効果に差が出てくるとは思いますが
個人店や小規模チェーンなどは
導入するメリットの方が多いと思います。

特に外食市場の場合って、
リスクをお店に求めて、
お客さんがリスクを負わない傾向にあります。

ただ、その結果が、
無断ドタキャンの問題につながって
いるとも言えますので、
デポジットなどの仕組みを導入して、
お客さんにも一部リスクを負ってもらう。

リスクを負ってもらう代わりに
特典をお客さんに提供する!

こんな感じにしていく必要が
あると思っています。

ちなみに、個人的には、
デポジットのほかに全額前払い的な
ものも同時に導入したほうがいいと
考えます。

全額前払いの場合、
予約履行で、20%オフにみたいにしたら
結構、利用する人多くなると思うんですよ。

例えば、さっきの20名6万円の例でいうなら
前払いで6万円全額支払ってもらって、
実際に利用いただいたら20%オフなので
12千円引きの48千円に。

もちろん、粗利とのバランスを考える
必要はありますが、
事前に売り上げが確定するほど
お店にとってありがたいことは
ないと思います。

少し長くなりましたが、
まとめると、
昨今の無断ドタキャン問題を
解決する一番の処方箋は

デポジット制の導入

全額前払いの導入

この二つが今のところ
お客さんにもお店にも
メリットのある方法だと思います!

飲食店でお仕事されている方は
ぜひ、参考にしてみてください。